自動運転車には安全性がすべてと言っても過言ではありません。そのためには、時々刻々と変化する道路状況に完全に対応できる車両の開発が必要です。これはすなわち、ドライバーが予見できない事象を代わりに自動車が予見するとも言い換えられます。このような車両を実現するための唯一の方法がシミュレーションです。なぜならば、シミュレーションを用いなければ、想定しうるあらゆる条件のもとで膨大なシナリオに基づき自動運転のテストを行うことは出来ないからです。

工学シミュレーションの世界的リーディングカンパニーであるANSYSは、自動運転開発のプロセスで必要とされる多くのソリューションを提供します。

【制御アルゴリズムのモデル化およびソフトウェア開発】

自動運転用の制御アルゴリズムを開発するにあたっては、機能安全規格 ISO2626 に準拠し、また最も厳しい安全レベル「ASIL D」に適合したソフトウェア開発と検証が欠かせません。

ANSYS SCADE Suite は、モデルベースの柔軟なアーキテクチャにより、 ISO26262 のASIL-D 規格に適合したソフト開発と検証が可能です。また、コンパイラの影響を受けず、確定的な振る舞いのソースコードを自動生成し、モデルとソースコードの同一性を保証することが出来ます。

【自動運転シナリオに基づき正確なシミュレーションや制御、テストを行うために】

自動運転シナリオの正確なシミュレーションや制御、テストを行うには、さまざまなコンポーネントを信頼性の高い緊密に統合されたフレームワークにまとめる必要があります。

一方、「ASIL D」の安全目標は、歩行者との衝突を確実に回避できることが必須であるため、システムコンポーネントが正しい挙動をとらないことから生じる潜在的な危険を体系的に特定して評価し、また、フォルトツリーなどの安全分析手法を適用することで、機能安全要件を導出するといったことも必要です。ANSYS medini は、このような評価や分析を行うツールを提供します。

【必要とされる交通要素をすべて含んだ仮想世界でのテスト】

作成したシナリオに基づいた、仮想世界での自動運転シミュレーションは、ANSYS VRXPERIENCE で行うことが出来ます。この仮想世界には、必要とされる交通要素をすべて含んでいます。
緑色でハイライト表示された自車はSCADE によって制御されており、適応走行制御モードで始動して、安全な速度で前の車との安全な車間距離を維持します。

ASIL Dに適合したソフトウェア開発
安全分析手法を適用
仮想世界での自動運転シミュレーション