産業機械の老舗・芹澤工業(静岡県駿東郡長泉町)がものづくりや経営のIT化、近代化に取り組み、効果を上げている。

同社は1950年の創業以来、総合機械大手の東芝機械を主要な得意先として、様々な産業機械を多品種少量ベースで受注生産している。現在主力となっているのは、プラスチック成型関連の分野である。具体的には、電気自動車(EV)向けリチウムイオン電池に使用されるセパレーター製造関連の機械を生産している。その他にも多種多様な産業機械を手がけており、自動車部品の焼入焼戻装置、自動車の各種試験機、ラミネート圧着装置や非破壊検査装置などを製造した実績がある。

同社の強みは、産業機械の設計、機械加工、組立の3工程からなる一貫生産である。顧客からの大まかな仕様を基に、同社が具体的な機構設計を手がける。機械加工では鉄やステンレス、アルミなど多岐にわたる金属材料を取扱っており、熱処理や表面処理、難易度の高い部品の加工にも対応する。