「日本の製造業におけるDXは、諸外国に比べて立ち遅れている」。こう指摘する声は少なくない。製造業界だけでなく、DX(デジタルトランスフォーメーション)の基盤となるシステムを提供するベンダーからも、思っていたような市場の手応えが得られないことにいらだつ声が聞こえてくる。

 では、日本の製造業DXはどのような状況なのか。そもそもDXで目指すのはデジタル技術を駆使した事業構造の変革であり、それを実践するに当たっての目標やロードマップへの落とし込みは各企業の個別の取り組みになる。アプローチや取り組むタイミングも様々だ。このため、業界で起こっているトレンドを具体的に捉えることは必ずしも容易ではない。

 そこで日経BP 総合研究所では、製造業に関わる企業の現在の動きをつかみ、製造業全体の新しいトレンドをいち早く捉えるべく、製造業300社と製造業従事者3000人を対象にした二つのアンケート調査を実施した。

DXの取り組みが「順調」と回答した企業は1割強
アンケートに回答した321社のうち、DXに「現在取り組んでいる」あるいは「今後取り組む」とDXに前向きな姿勢を見せている企業253社の回答結果。(出所:日経BP、「製造業DX調査レポート」)
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 2021年10月11日からオンラインで開催される「日経クロステック EXPO 2021」のセミナーでは、『「製造業DX調査」で見えた「実態」「課題」「ニーズ」』と題したプログラムで、それらのアンケートの結果から浮き彫りになった日本の製造業DXの実態と今後の可能性について解説する。

「製造業DX調査」で見えた「実態」「課題」「ニーズ」
2021/10/13 (水) 17:00 ~ 17:30
日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ 三好 敏

 日経BP 総合研究所は、日本の製造業321社と製造業従事者3000人を対象に2つのアンケート調査を実施した。このセッションでは、2つのアンケート調査の結果を基に、日本における製造業DXの実態や課題、関連するニーズの動向などを解説する。