この先、社会に何が起こり、私たちの生活や働き方はどう変わるか。そこではどのようなビジネスが成立するのか。どの企業でも考えるテーマだろう。

 先が見えにくい社会で、潜在するニーズを見極め、新たな価値を提供していくことは容易ではない。そこにコロナ禍の影響が加わり、私たちは今まで以上に未来の見えにくさを実感するようになった。そこで必要になるのが、今起こっている事象や技術開発動向などから、想像される未来の社会について、いろいろな進化・変化の可能性を踏まえてシナリオを考えること。そのシナリオを意識しながら、進路と戦略を選んでいくわけだ。

 では、未来のシナリオはどのように作ればいいか。アプローチの一つは、容易に想像される「おそらく起こる未来」と、そこで残る課題を考えること。その課題をクリアした「より望ましい未来」を達成するために必要な技術、考え方を想定し、戦略を練っていく。もちろん、社会の様々な課題解決を目指したSDGsへの対応は、望ましい未来に重なってくる。

レポートでは、未来の社会、技術、経済などの世界観から、様々な分野での「より望ましい未来」を描いた
(出所:レポート『「望ましい未来」をつくる技術戦略』)
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 2021年10月11日からオンラインで開催される「日経クロステック EXPO 2021」では、『2040年はどんな社会?「望ましい未来」の見つけ方』と題したトークセッションを開催。「人間拡張の未来」「ものづくりの未来」「エネルギーの未来」など12の未来を描いたレポート『「望ましい未来」をつくる技術戦略』を執筆したPwCコンサルティングの著者を招き、シナリオの考え方やポイントを解説する。

2040年はどんな社会?「望ましい未来」の見つけ方
2021/10/19 (火) 17:00 ~ 17:40
PwCコンサルティング パートナー 三治 信一朗 氏
<モデレータ>日経BP TechFindプロデューサー 河井 保博

 予測困難な未来。そのことを、我々はコロナ禍で実感した。だからこそ今、多くの企業が「未来」に向けたヒントを渇望している。本セッションでは、専門レポート「望ましい未来をつくる技術戦略」に基づいて、未来へのシナリオの考え方を紹介する。コロナ前の社会情勢や技術トレンドから想像し得る「起こり得る未来」と、そこに残る課題を乗り越えた「望ましい未来」、望ましい未来に向かうために鍵を握る技術と、そのロードマップについて考える。