「非接触テクノロジー」が脚光を浴び始めた。新型コロナウイルス禍によって人々の行動様式がいや応なく「非接触」へと変化したからだ。Web会議などのオンライン化がその代表だが、単純にオンライン化するだけでは不十分な場合、そもそもオンライン化できない場合には、別の方法で非接触・非対面の状態を作り出す必要がある。そうした場面で活躍するのが非接触テクノロジーだ。

非接触テクノロジーのいろいろ
(出所:レポート『非接触テクノロジー実装戦略 主要技術解説、10業種86の利用シーン市場規模、主要142サプライヤー総覧』)
[画像のクリックで拡大表示]

 非接触テクノロジーはさまざまな分野で実用化が進んでおり、潜在的な市場規模は数兆円にも達すると言われる。そこで2021年10月11日からオンライン開催する「日経クロステック EXPO 2021」にて、非接触ソリューションの現状と可能性を考察する講演を企画した。

 日経BPは工業市場研究所の協力を得て、「非接触ソリューション市場」についての調査リポート『非接触テクノロジー実装戦略 主要技術解説、10業種86の利用シーン 市場規模、主要142サプライヤー総覧』を2021年3月に刊行した。調査対象として15の非接触ソリューションを定義。具体的にはジャスチャー認識技術、空中結像技術、操作感実感技術(ハプティクス)、テレイグジスタンス、テレプレゼンス、BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)などを対象に、非接触テクノロジーのトレンドとその潜在力を明らかにした。

『非接触テクノロジー実装戦略 主要技術解説、10業種86の利用シーン市場規模、主要142サプライヤー総覧』
(出所:日経BP)

 非接触・非対面の課題は「人」が関わるあらゆるシーンに存在し、それらを解決する非接触テクノロジーもまた多様である。加えて、コロナ禍によって非接触テクノロジーは急速に進化している。にもかかわらず、シーンとテクノロジーの組み合わせは必ずしも十分に検討されていない。想定する利用シーンを支援するソリューション製品が登場してきているが、カバーできるシーンはいまだ少ない。

工業市場研究所第一事業本部の鈴木洋平氏
(本人提供)
[画像のクリックで拡大表示]

 本講演では工業市場研究所第一事業本部の鈴木洋平氏を招き、本レポートの編集担当である日経クロステック編集委員の松山貴之が話を聞く。「非接触テクノロジー実装戦略」に基づき、特にIT系企業にとってデジタル技術を駆使しつつ、様々なツールを組み合わせてソリューションを提供するチャンスにつながる調査結果や事例を紹介する予定だ。

潜在市場規模は数兆円、広がり続ける「非接触テック」
2021/10/19 (火) 17:00 ~ 17:40
工業市場研究所 第一事業本部 鈴木洋平氏
日経クロステック編集委員 松山貴之

 新型コロナ禍によって人々の行動様式はいや応なく「非接触」へと変化した。Web会議をはじめとするオンライン化がその代表だが、単純にオンライン化するだけでは不十分なこと、そもそもオンライン化できないこともある。そうした場面で感染症対策のために欠かせないのが「非接触テクノロジー」である。ジャスチャー認識技術、空中結像技術、操作感実感技術(ハプティクス)、テレイグジスタンス、テレプレゼンス、BMI(ブレインマシン・インタビュー)といったものだ。これらの技術と、非接触が必要になる場面を洗い出してみると、「非接触ソリューション」の市場規模は数兆円にもなる。そのポテンシャルとトレンド、今後の方向性を紹介する。