人手不足の解決や労働環境の改善に向けて、ロボットによる作業の自動化やICT(情報通信技術)による施工管理の効率化などに注力する建設業界。建設DX(デジタルトランスフォーメーション)の最先端を走るのが大和ハウス工業だ。同社の河野宏上席執行役員が、2021年10月11日からオンライン開催される「日経クロステック EXPO 2021」に登壇し、その一端を披露する。

 大和ハウス工業は「デジタルコンストラクション」を旗印に、光学機器メーカーのトプコンやNECといった様々な企業と協業しながら、建設事業のデジタル化を進めている。その象徴ともいえるのが、建設現場の遠隔管理を担う「スマートコントロールセンター」だ。

デジタルコンストラクションのイメージ
建設現場の生産性向上や、建物の資産価値向上などを目指す(出所:大和ハウス工業)
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 同社の本社(大阪市)や東京本社(千代田区)などの一室には、大型モニターが壁を埋め尽くすようにずらりと並ぶ。画面上には、全国各地の戸建て住宅の現場が映し出され、一元管理が可能となっている。モニターには、施工管理に必要なデータも自在に表示できる。以前は現場単位でしか把握していなかった資材費などの詳細な情報を集約し、分析することで、より効率的な現場の運営が可能になりつつある。

 河野上席執行役員は大和ハウス工業の技術統括本部副本部長として、デジタルコンストラクションを推進してきた人物。「日経クロステック EXPO 2021」では、AI(人工知能)を活用した工事の進捗管理や作業員の安全性向上など、様々な実証実験が進むスマートコントロールセンターについて、最新の話題を聞けそうだ。

大和ハウス工業 上席執行役員の河野宏氏
(出所:大和ハウス工業)
大和ハウスが目指す未来の建設現場
~デジタルコンストラクションの取り組みについて~
2021/10/13 (水) 12:00 ~ 12:30
大和ハウス工業 上席執行役員 本社技術統括本部副本部長 河野 宏 氏

 労働人口の減少や少子高齢化などの社会的背景の中、建設業界においても働き方改革や生産性の向上が求められています。弊社では2019年7月より現場の無人化を目指して「デジタルコンストラクション」に取り組んでおり、現場の遠隔管理システム「スマートコントロールセンター」での実証についてご紹介します。