日経BP総合研究所と日経クロステックは、2021年春からドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen、VW)の電気自動車(EV)「ID.3」を分解・分析するプロジェクトに取り組んでいる。既に、2018~2019年に日産自動車の新型「リーフ」、2019年~2020年に米テスラ(Tesla)の「モデル3/モデルS」を分解・分析済みで、今回はその第3弾に当たる。これにより日米欧のEVの分析が完了することになった。

分解中の「ID.3」
(撮影:日経クロステック)

 EVを分解・分析するのは、今後の本格的なEV時代を見据え、今後必要になる、あるいは必要とされなくなる技術を知るためだ。設計思想や設計動向を把握することで、各国、各メーカーの技術開発上の重点ポイントが見えてくる。

 数ある欧州発のEVの中で、ID.3を選んだのは、トヨタ自動車と世界一の自動車メーカーの座を争ってしのぎを削るVWが、本気で開発に取り組んだEVだからだ。VWのこれまでのEVは、エンジン車用の車体に電池やモーターを搭載していたため、必ずしも車両のスペースを有効に活用できていなかった。ID.3で採用した「MEB」と呼ぶプラットフォームは、EV専用に設計され、さまざまなグレードのEVで活用できるようになっている。さらに、ECUや車載ネットワークなどの電気・電子アーキテクチャーも、CASE(Connectivity、Autonomous、Shared、Electric)に対応するために、新設計のものが採用されている。

 2021年10月11日から開催されるオンラインイベント「日経クロステック EXPO 2021」の講演では、現時点で見えたID.3の分析結果を豊富な写真と映像を使って紹介する。

動画・写真で徹底解説! フォルクスワーゲン本気の電気自動車「ID.3」分解
2021/10/20 (水) 17:30 ~ 18:00
日経クロステック 副編集長 日経エレクトロニクス 編集長 中道 理

 日経BP総合研究所/日経クロステックでは、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)の電気自動車(EV)「ID.3」を分解し、分析しました。ID.3は、EV専用で開発したプラットフォーム「MEB」を採用するなど、VWが今後のEVシフトを見据えて本気で開発したEVです。本講演ではこの分解で見えてきたID.3の内部的な特徴を動画と写真でお伝えします。