日本人にとって代表的な生活習慣病である高血圧症。自覚症状がなくても常に健康リスクをはらんでいる。血圧はいつ、どう変化するのか。それを知っておくことは、健康の維持につながる。身近な疾病である高血圧と気軽に付き合う健康アイテム、それがウェアラブル血圧計である。

 生活習慣病の一つである高血圧症は、日本人の死因の上位である「心不全」「脳卒中」といった脳・心血管疾患を引き起こす原因の一つとされる。しかし、普段の生活で自覚症状がないだけに、その実態を把握していない人も多い。また、心臓は1日で約10万回も拍動しており、1拍ごとの血圧は常に変動している。血圧は生活習慣だけでなく、季節やその時の体調やストレスなどの影響を受けても変動することはあまり知られていない。つまり、1日の中でも知らず知らずのうちに血圧が高くなり、血管に負荷をかけてしまっているケースも少なくない。

 また、正常な状態であっても、食事や運動、ストレスといった要因で血圧は変動する。この血圧変動をより細かく把握し、適正にコントロールすることができれば、脳・心血管疾患の発症リスクを軽減することができる。つまり、日中の血圧変動を把握し、自分の血圧の傾向を詳しく知って、より最適な血圧管理ができる血圧計のニーズは高いといえる。

 こうしたニーズに応えるのがウェアラブル血圧計である。オムロンのウェアラブル血圧計「HeartGuide」は、医療機器認証を取得した腕時計型の血圧計で、いつでもどこでも医療精度で血圧を正確に測定できる。

 米国では、すでに2018年12月から販売され、当初の計画を上回る売れ行きを記録している。また、2019年12月からは日本での販売も開始された。なぜこれほどの小型化が実現できたのだろうか。

腕時計サイズのウェアラブル血圧計「HeartGuide」。独自開発による部品の小型化や構造をゼロから見直すことで手首への常時装着を実現した
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