移行しないという選択肢もあり得る

 リファクタリングとは、アプリケーションやデータベースをクラウドに移行するにあたって、コードの修正やデータベースコードを変換する。全体のアーキテクチャーやアプリケーションの仕様に変更は加えないが、OSやデータベースは変更することになる。

 「リファクタリングの狙いは、クラウドネイティブな機能を最大限に活用して、俊敏性、パフォーマンス、拡張性を高めることです。しかし、その逆に、お客様のシステムの状況によっては、クラウドに移行させないという選択肢も考えられます」と瀧澤氏は残り2つのRを提示する。

 残り2つとは「廃止(Retire)」と「保持(Retain)」だ。廃止は不要と判断されたアプリケーションやデータベースを単純に廃止または削除することだ。サポート切れなどが近いときも想定される。

 そして「保持」は塩漬けにすることだ。クラウドに移行することなく、元の環境でそのまま稼働させ続ける。クラウドに移行させるビジネス上の理由がないと判断した場合の措置だ。明確な意思を持って判断するべきだろう。

 「この『7つのR』は、お客様のシステム移行の経験から整理した移行のベストプラクティスです。オンプレからクラウドへ移行するときだけでなく、クラウドから別のクラウドに移行する場合にも有効です。詳細な戦略を立てて自社アプリケーションに最適なパターンを特定することは、クラウドジャーニーを促進し、目的のビジネス成果を達成するために不可欠です。自社の状況から判断してください」と瀧澤氏は話す。

 もちろん、こうした判断を含めて同社に伴走してもらうことも可能だ。クラウド移行を成功させるために、数多くのベストプラクティスを熟知しているAWSの経験は大いに参考になるだろう。

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