仮想環境と物理環境を共通のフォーマットで対応

 Veeamのデータバックアップやレプリケーションの特徴は、共通のフォーマットで対応できることだ。仮想環境はエージェントをインストールすることなくイメージバックアップを行う。物理環境はエージェントを利用するが、「フォーマットが共通化されているので、仮想環境・物理環境のいずれも、場所を問わずにデータバックアップとリストア、レプリケーションが行えます」と河西氏は共通フォーマットの意義を説明する。

 「Veeam Availability Suite v10A」は、優れたデータ保護機能を提供する「Veeam Backup & Replication」と高度な監視・レポート機能を提供する「Veeam ONE」を統合したソフトウエア製品だ。エージェントレスで仮想、物理、クラウドが混在するハイブリッド環境のデータ保護が行える特徴がある。

 また、高速バックアップや保存データ量を低減できるストレージ連携、仮想マシンごとのリストアのほか、高速なインスタントVMリカバリやレプリケーションからのリストアなど多彩な復元シナリオを用意している。

 そして、バックアップとリストア機能に加え、バックアップと連携したレプリケーションも特徴だ。例えば仮想基盤を更新する場合、レプリケーションの仕組みを用いて仮想マシンをバックアップし、リモートのストレージにレプリカとしてリストアすることも可能だ。

 「現在、レプリケーションによる仮想マシンの移行は、仮想基盤移行のプロジェクトでよく利用いただいております。レプリケーションは単にデータの複製をつくるだけなく、仮想マシンの移行、切り替えや切り戻しなどシステム環境へ可搬性を与え、Veeam Backup & Replicationは一歩進んだソリューションを提供します」と河西氏は述べる。

Veeamのレプリケーション機能は複製をつくるだけでなく、仮想マシンの移行なども同時に行える
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