Excelファイルをアップロードして数クリックでAIが動き出す

 ビジネスAIとして現在実用化が進んでいるものは、基本的には「機械学習(マシンラーニング)」と呼ぶ技術を用いて作られたものだ。高橋氏は「機械学習の一種である深層学習(ディープラーニング)に注目されることが多いですが、ビジネスでAIを利用するときに必ずしも深層学習が優れているわけではありません。機械学習の多様なアルゴリズムのうち、実際の用途に適したものを利用することが必要です」と語る。

 機械学習の中で、ビジネスAI利用に効果が期待できるのは、「教師あり学習」だと高橋氏は指摘する。あるデータに対して、正解である答えを教師データとして教えて、その間の関係性をAIに学ばせる手法である。例えば「気温と商品の売れ行きの関係」では、過去の天候と売り上げのデータをAIに学ばせることで、明日の気温の予報値を入力すると売れ行き予測ができるという仕組みだ。しかし、そう聞いたところで、AIに学ばせたり、適したアルゴリズムを選んだりといったことが一般のビジネスパーソンにできるとは思えない。

 それを簡単な操作で実現できるようにしたのが、aiforce solutionsが提供する「AMATERAS RAY」だ。「AIの学習や利用がパソコンの操作に慣れたビジネスマンだったら数クリックでできます」(高橋氏)。AMATERAS RAYは、堅苦しく言うと「AI機械学習を活用した学習済みモデルを構築できるアプリケーション」ということになるが、経験や勘による予測や分析を、AI を活用して簡単に実行できるサービスと読み替えると分かりやすい。基本的には、学習のためのデータをExcelシートに用意し、それをアプリケーションにアップロードするだけ。マウス操作数クリックで、数式もAIの詳しい知識も不要で、ビジネスでAIを活用できる。

AMATERAS RAYを使えばAIの専門家でなくてもAIモデルが構築できる
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