デジタルサクセスの4要素はビジネス、人財・組織、技術、データ

 デジタルサクセスの実現には4つの要素が重要とNTTデータは考えている。「ビジネス」「人財・組織」「IT・テクノロジー」「データ」の4つである。

 「どのような業務に、どのようなデータを活用するのか。それによる効果などを見通したうえで、戦略やビジネス展開シナリオなどを策定します。あわせて、データ活用を担う人財育成や組織構築についても考えなければなりません。テクノロジーに関する知見はいうまでもないでしょう。この分野では次々に新しい技術やツールが登場しており、それらを適切に評価し適用するためのノウハウが求められます。そして、データそのもの。データが様々な部署などに分散して連携できないサイロ化、あるいは統一されていない品質や鮮度といった課題を克服する必要があります」と谷中氏。そのうえで、「4要素について、企業の現状に合わせてバランスよくデータ活用の成熟度を高めていくことが重要です」と話す。

 4要素に関する知見は、NTTデータが長年にわたって蓄積し進化させてきたものだ。テクノロジーを例にとると、同社は海外のスタートアップを含め、世界の技術動向を把握し、有望な企業とのパートナーシップをいち早く結んできた。こうしたネットワークが、同社のサービスを下支えしている。

 データ活用のレベルを一気に高めるのは難しい。そこで、同社が推奨するのが段階的なアプローチである。ステップ1では比較的小さなプロジェクトを成功に導き、ステップ2で組織レベルの成功につなげる。そして、ステップ3でデータ活用の「民主化」を実現する。民主化とは、データサイエンティストのような専門チームに頼らずとも、それぞれの現場が自律的にデータを適切に活用できる状態を示す。NTTデータのサポートを得て、このステップを着実に上る企業が増えている。

デジタルサクセスの実現には4つの要素が重要
デジタルサクセスの実現には4つの要素が重要
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