自動車業界は“百年に一度の大きな変革期”を迎えている。メカトロニクスの塊だった車は、今では“走るコンピュータ”に進化し、ソフトウエアが大きな鍵を握っている。その幅広い分野で存在感を増しているのがSkyだ。車載ECU開発やカーナビゲーションなど、さまざまな車載ソフトウエア開発を手掛ける。その強みはどこにあるのだろうか。

 カーナビゲーションから始まった自動車の電子化は、急速に進化している。渋滞予測や駐車場情報などの利便性の提供から、自動警告や自動ブレーキなど運転の安全性を高めるものまで、30を超える電子制御ユニット(ECU)が搭載され、“走るコンピュータ”といわれている。

 今、この自動車業界に百年に一度の大変革期が訪れている。これまでの車の概念を超えた大きな変化だ。それを理解するキーワードは2つ。「CASE」と「MaaS」である。CASEとは「Connected(コネクテッド化)」「Autonomous(自動運転化)」「Shared&Services(シェア/サービス化)」「Electric(電動化)」のこと。MaaSは「Mobility as a Service」で、CASEによる社会的な変化を指す。

 こうした自動車業界の変化を加速させているのが、ICチップや無線通信といったICT技術であり、それらを活用するためのソフトウエアの進化である。現在、カーエレクトロニクス分野のソフトウエアは、カーナビゲーションシステムと車載ECUなどの幅広い分野に広がっている。

 このカーエレクトロニクス分野のソフトウエア開発で存在感を示しているのがSkyである。クライアント運用管理ソフトウエア「SKYSEA Client View」で有名な同社だが、1985年の創業時の事業はマイコン機器の組込ソフトウエアの受託開発だった。

 その後同社はデジタル複合機、携帯電話、スマートフォンに搭載されるソフトウエア開発を手掛け、カーエレクトロニクス分野ではカーナビゲーションの受託開発事業の対象領域を拡大し、現在ではさまざまな車載ECUを含むカーエレクトロニクス全般でソフトウエア開発事業を展開している。

自動車の将来像を表すキーワード「CASE」。そこではさまざまなIT技術が重要な要素となる
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