活用しやすい典型例を紹介する「IoT活用レシピ」

 「IoT活用レシピ」では、「IoTボタンで簡易的な呼び出しシステムを作りたい」「IoTで温度・湿度の簡易計測がしたい」「IoTでドアの開閉を簡易的に検知したい」といった、IoT活用を始めやすいユースケースを取り上げ、デバイスの開発からクラウド連携までを解説している。

 「例えば工場の温度・湿度の簡易計測を行いたい場合、どんなデバイスで計測すればいいのか、クラウドへどうデータを送ればいいのかなど、IoT活用に必要な要素をレシピとしてWebで紹介しています」(伊佐氏)。デバイス購入前の開発手順の確認や、購入後のハンズオン手引きとして「IoT活用レシピ」を利用することで、IoT活用が初めてでもスムーズに始められるという。

IoT活用を始めやすい典型的なユースケースを紹介する「IoT活用レシピ」
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 IoTストアの商品を活用して、IoTシステムを自社開発している企業もある。地質調査や計測などを行っている高知県の相愛では、園芸用のビニールハウス向けの加湿ヒーターに対するIoTシステムを自社で開発。これにより、燃料であるタンク内の木質ペレットの残量データを検知し、ペレットの補給時期をリモートから把握できるようになった。その結果、月2~3回行っていた見回り業務が必要なくなったという。

 「このお客様はIT企業ではありませんが、自分たちの課題をどうすれば解決できるのかをお客様自身で考え、SORACOMを使ったワークショップに参加したり、IoTストアを利用したりすることで、IoT活用に成功しています」と伊佐氏は説明する。ソラコムでは「IoT活用レシピ」のユースケースを増やすなど、企業に役立つIoTストアの拡充を進めていくという。