運用の手間を掛けずに自由な構成変更を実現

 IBM Cloud Satelliteが“任意の場所”で稼働を可能とするIBM Cloudのマネージド・サービスにはいくつものメリットがある。「まず、フルマネージド・サービスなので、お客様は何もする必要がありません」と古川氏。ハードウェアやOS、ミドルウェアはもちろん、バックアップやバージョンアップもマネージド・サービスに任せることで、インフラ運用から解放される。

 2つ目は、構成の自由な変更だ。物理的な場所の制約を受けることなくアプリケーションを移行させることが可能になり、利用用途や必要リソースに応じて、インフラを自由自在に伸縮させられるようになる。すべての資産を所有する場合に比べて、柔軟に構成を変更できる。

 3つ目は運用スキルのない技術も利用可能になることだ。それぞれのクラウド・ベンダーの運用ノウハウを活用できるので、新たに運用スキルを習得する必要はない。セキュリティを含む非機能要件も引き継げる。結果的に基盤運用に掛かるコストを大幅に削減できる。

 4つ目は高可用性の構成が可能になることだ。複数のアベイラビリティー・ゾーンにアプリケーションを配置しておけば、障害発生時にシステムの停止を回避できる。全体としての事業継続性を高めることにつながる。

 「IBM Cloudでは70以上のマネージド・サービスが提供されています。そのほとんどがオープンなテクノロジーに対応しています」と古川氏は強調する。

マネージド・サービスを利用する主なメリット
マネージド・サービスを利用する主なメリット
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