それぞれの担当者に新たな体験を提供する

 前述した通り、IBM Cloud Satelliteでは、ユーザーが用意したサーバー上で、IBM Cloudが提供するマネージド・サービスとユーザーのアプリケーションを稼働させることができる。つまり場所は選ばない。例えば、リスクを冒してオンプレミス上のデータをクラウドに動かさずとも、IBM Watsonを使うアプリケーションとIBM Cloudのマネージド・サービスとしてのIBM Watsonをオンプレミスで動かせば、ユーザーが望むことが実現できる。

 さらに、分散クラウド環境全体を通じて、一貫性のあるパフォーマンスや開発速度が実現でき、エンド・ツー・エンドでのセキュリティが確保され、1つのダッシュボードの管理画面に運用状況が集約されて可視化されるといった特徴がある。

 こうした特徴は立場の異なる人たちに様々な価値を提供する。インフラ管理者には、シンプルな運用管理を提供。追加したいLocationをIBM Cloudに登録し、管理対象にするためのスクリプトを実行することで、監視が行える。クラスター管理者には、手続きの簡素化を提供。デプロイ先の選択肢として登録したLocationが表示され、選択することで指定したLocation内にOpenShiftのクラスターを作成できる。

 セキュリティ運用担当者にはセキュリティ・ポリシーなどのスムーズな適用を提供。名前や割当上限、ポリシーなどリソース定義を作成して、新しく作成されたLocationに適用できる。また、開発者には迅速な開発環境の構築を提供。Locationの中にサービス・インスタンスを作成するだけで、すぐに開発に取り掛かることができる。

 古川氏は「お客様は所定のOSが導入されたサーバーがあれば、すぐにIBM Cloud Satelliteが利用可能で、アプリケーションやサービスの開発に注力できます」と語る。この画期的なサービスは現在β版が利用可能だ。

日本IBM
クラウド & コグニティブ・ソフトウェア事業
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