コンテナ化のための現実解としてのOpenShift

 IBM Cloudでは、Kubernetesの利用形態が2種類用意されている。Kubernetesを直接扱う「IBM Cloud Kubernetes Service」と、サポートやセキュリティと一緒に提供される「Red Hat OpenShift」である。オープンソースであるKubernetesは頻繁にバージョンアップされ、管理が難しいだけに、企業の情報システム部門が利用する場合は、Red Hat OpenShiftを選択するのが現実的だ。

 アプリケーションをコンテナ化することで、インストールや運用に関わる導入コストが削減され、パッチ適用などはコンテナごと入れ替えれば良いなど、運用面がシンプルになる。「さらにKubernetesをコアとしたRed Hat OpenShiftが非機能要件を担当するので、ソフトウエアは機能要件に特化できるようになります」(高良氏)。

 ミドルウエアでも同様の効果がある。可用性、スケーラビリティ、クラスタ管理などの非機能要件をKubernetesに移管することで、ミドルウエアの構成はシンプルになる。IBM Db2データベースはこうしたコンテナ化によって、マルチクラウド環境をサポートする。

 現在IBMではコンテナ化された自社のソフトウエア製品のセットを3つの分野でパックにして提供している。3つの分野とは、システム開発、システム運用、そして業務ソリューションである。それぞれがOpenShiftの安定した基盤の上で提供されている。