Cloud Pakを利用してモダナイゼーションを

 IBMが提供するパックを活用する大きなメリットは、既存アプリケーションのモダナイゼーションが実現できる点だ。「IBM Cloud Pak for Applications」では、既存のJavaアプリケーションのコンテナ化を支援するツールが提供されている。

 まず「Transformation Advisor」によって他社サーバーを含む既存環境を分析して、コンテナ化のためにどこに手を入れれば良いのかをリスト化。次に「Accelerators for Teams」で提供されるサンプルファイルを使って実際にモダナイズしていく。

既存のソフトウエアを簡単にモダナイゼーションできる
既存のソフトウエアを簡単にモダナイゼーションできる
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 Cloud Pakは、他のアプリケーションとの連携を実現する「IBM Cloud Pak for Integration」、データのモダナイズとAI活用を促進する「IBM Cloud Pak for Data」、マルチクラスタを管理する「IBM Cloud Pak for Multicloud Management」などが提供されている。

 2020年10月からはオンプレミスやエッジを含むハイブリッド環境での統合管理を実現する「IBM Cloud Satellite」も提供される。

 IBMが想定しているのはオープンシステムの世界だけではない。「z/Linux上でRed Hat OpenShiftを稼働させることで、メインフレームのアプリケーションを段階的にモダナイズすることもできます。ストレージもすべてコンテナに対応しています」と高良氏は語る。IBMには“企業システムまるごとコンテナ化”という航海図も用意されているのである。