IBMとしてバックアップ体制を強化

 「こうしたグローバルな取り組みの一方で、IBMとしてお客様のクラウドネイティブ化を支援する3つの取り組みを展開しています」と高良氏は日本での活動を紹介する。

 1つ目が、開発者支援専門チームによるKubernetesの体験促進だ。コンテナ化のアプリケーションのパターンを60種類ほど提供するとともに、Developer Advocate(ディベロッパーアドボケイト:IBMのテクノロジーを使ってアプリケーション開発を行う開発者を支援する組織)による勉強会を行っている。「パターンとして、実例をベースにコンテナに適したシステム構成を紹介しているので実践的です」と高良氏は解説する。

 2つ目が、クラウドネイティブ推進専門組織「Open Cloud ソリューションセンター」による支援だ。顧客に対応したIBMアカウントチームが、専門知識を駆使してバックアップする。

IBMの専門チームが企業のクラウドネイティブ化を支援
IBMの専門チームが企業のクラウドネイティブ化を支援
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 「他社クラウドも含めて、AIやブロックチェーンなどを活用した新規アプリ開発、コードベースからセキュリティを確保するDevSecOps開発環境、既存システムのモダナイゼーション、コンテナへのLIFTといった4つのパターンでIBMユーザを支援しています」(高良氏)

 そして3つ目が、コンテナ技術集団を形成するための社員教育だ。営業職からSIエンジニア、研究開発エンジニアまで、社員全員がコンテナ技術を学ぶ。Red Hat OpenShiftなどの資格認定についても推奨され、勉強会には多くの社員が熱心に参加しているという。

 IBMでは、企業のクラウドネイティブ化に向けて全社を挙げた改革が、今まさに進行しているのである。

日本IBM
クラウド & コグニティブ・ソフトウェア事業
URL www.ibm.com/jp-ja/cloud
e-mail cloudedm@jp.ibm.com