DXを見据えたときに重要になるのがモダンITインフラの実現であり、そのためにはクラウドへの移行が欠かせない。「Microsoft Azure」は世界最大級のパブリッククラウドで、すべてのワークロードを動かすインフラとして、大きな役割を果たす。ハイパーコンパージドインフラ(HCI)とのセットによるハイブリッドクラウド、デスクトップ仮想化、VMwareやSAPのソリューションとの組み合わせによる最適化の方法について、解説する。

 今、先進的な知見を持つ企業経営者の多くがデジタルトランスフォーメーション(DX)を経営の最優先事項だと考えている。その中でITの役割も大きく変化し、ビジネスにおける価値向上や変革と新しい価値創造のために力を発揮することが求められるようになっている。

 1999年の株式時価総額トップ5はマイクロソフト、GE、NTT、シスコ、ウォルマートだったが、20年後の2019年のトップ5は、アップル、マイクロソフト、アルファベット(グーグル)、アマゾン、フェイスブックになっている。トップ5を維持しているのは、マイクロソフトのみ。時代の変化に応じて新市場を開拓し、キーテクノロジーをいち早く導入した企業が上位に並んでいる。

 こうした企業は新製品・サービスのリードタイム短縮と、フィードバックを製品に迅速に反映させるサイクルを回し続けることで、他とのリードタイムに差を付けている。そこではITインフラのあり方も大きく変わっている。かつてのような膨大な初期投資によって、大規模なITインフラを構築して運用していくのではビジネススピードに追従することができない。できるだけ初期投資を少なくして、ビジネスの変化に対応し、必要なくなればシステムの利用を止める。こうした小回りが利くモダンITインフラへの最適化がDXの実現には欠かせないものになっているのだ。

 代表的なのが、利用した分だけ料金を支払えばよいクラウドサービスの活用だ。モダンITインフラ実現の最適な選択肢となる。こうしたオンプレミス環境のクラウドへの移行によって、企業はコスト削減だけでなく、ビジネスに必要なアプリケーションを簡単に利用できるようになる。

経営者が興味を持つ領域へのインフラ対応はクラウドの対応が時代の流れになっている
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