ユーザーを煩雑なメンテナンスや運用業務から解放

 2点目のメリットはコスト削減だ。企業が独自にリカバリーサイトを構築するためにデータセンターを借りたとすると、一般的に1ラックあたり月額20万円程度の設置費に加え、電源や空調などの設備費がかかる。さらにリカバリーサイト側で運用するインフラにおいても、サーバーOSや仮想化ハイパーバイザー、リモートレプリケーションをはじめ各種ソフトウエアのライセンス費が必要となる。

 「Xi Leapをご利用いただければこれらの費用はすべてサブスクリプションの中に組み込まれているため、DRサイトのTCO(総所有コスト)を大幅に削減することができます」と鈴木氏は強調する。

 そして3点目としてリカバリーサイト側のハードウェアやソフトウエアの管理もすべてニュータニックスのエンジニアに任せられるため、ユーザーは煩雑なメンテナンスや運用業務から解放される。特に重要なのは、DRサイトにおけるセキュリティ対策についてニュータニックスとの責任分担により負荷軽減が図られることだ。

 仮想ネットワークとファイアウォールポリシーによる完全なネットワークレベルの隔離、ファイアウォールの持ち込み、Active Directoryおよびロールベースアクセスコントロール、2要素認証などは従来どおりユーザー側の管理下で行う必要があるが、Xi Leapで利用するクラウドはISO 27001/27017/27018に対応しており、顧客固有のキーを利用したデータの格納先および転送中でのエンドツーエンドの暗号化、DDoS保護、侵入検証といったセキュリティ対策はニュータニックス側でサポートされる。「忘れがちなネットワーク接続のセキュリティーポリシー設定もXi Leapのサービスとしてカバーしています」と鈴木氏は語る。

定期的な避難訓練の一環としてDRのテストを実施

 4点目のメリットは、常に実施可能なDR検証である。Xi Leapでは、いつでも気軽に1クリックの操作で完全なテスト環境およびネットワーク(SDN on Xi Leap)を生成し、フェイルオーバーやフェイルバックのテストを行うことができる。

 せっかくDR環境を構築したとしてもそのまま塩漬けになりがちで、いざ災害が起きたときに本当にDRが機能するのかどうか大きな不安を抱えている企業は少なくない。実際、想定していた時間内で必要なシステムが起動しなかったり、災害対策の担当者がオペレーションを忘れてDRを実施できなかったりするケースも散見される。「ニュータニックスでは、Xi Leapのサブスクリプションの範囲内で、定期的な避難訓練の一環としてDRのテストを実施することを強く推奨しています」と鈴木氏は語る。

 繰り返すが、こうしたシンプルさや手軽さこそが、従来のDRソリューションに対するXi Leapの最大の差異化ポイントとなっている。

 そもそもXi LeapはNutanixのHCI(ハイパー・コンバージド・インフラストラクチャー)をベースにしたクラウドサービス(DRaaS)であり、オンプレミスでPrism Centralを利用しているユーザーはその同じ画面上でXi Leapの機能を操作し、IPアドレスやMACアドレスを保持したまま保護対象のシステムを自在にフェイルオーバーしたりフェイルバックしたりすることができる。

 こうしたXi Leapの数々のメリットにより、DRは企業の規模や業種を問わず誰もが手軽に実践できる現実解になったといえる。

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