加速するITとビジネスの融合。見えてきたクラウドの限界

 デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉が一般に定着する以前から、クラウドは様々なイノベーションを支えてきた。企業システムには、俊敏性や柔軟性、拡張性と、コストや運用の課題の解決策をもたらした。また、クラウドをインフラとすることで、これまでにはなかった様々な新しいサービスが世に送り出され、人々のライフスタイルにも大きな影響を与えている。AIやIoTといった新しい技術が、これほど広く活用されているのもクラウドによるところが大きい。

 そのため、多くの企業が「クラウドシフト」をIT戦略の重要なテーマとして掲げてきたが、一方、欧米を中心に「クラウドからのシフト」という潮流が起こりつつある。

 ビジネスを構成する業務の一部をITで実行し、効率化を図っていたころに比べて、現在のITとビジネスは、さらに融合が進んでいる。現在のビジネス環境が求めるスピードに対応するには、企業内のあらゆる業務プロセス、さらには、独自の文化といったものまでをITに当てはめ、ビジネスを形作らなければならない。そのためには、様々な標準化が求められるクラウドでは限界があると考え、オンプレミス、クラウドとも違う別の環境を積極的に取り入れ、併用したりするケースが増えてきているのだ。

 では、それらの企業は、一体どのようなインフラを活用しているのか。クラウド同様の俊敏性や柔軟性、拡張性を備え、オンプレミスのように自社のビジネスに合わせたカスタムが可能なIT環境を実現するための選択肢とは──。以下では、実際のユーザーの声と共に、その要求に応えるサービスについて見ていく。

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