AIが次に必要になる情報を予測して業務をサポート

 働き方改革に取り組む企業がますます増えている。しかし、定時退社・残業削減を奨励するだけでは、得るものの少ない結果に終わってしまう。目指すべきは、従業員にとって働きやすい環境を整えることで、業務のムリ・ムダをなくし、生産性向上を図ることだ。

 そのために多くの企業が利用しているのが Google のクラウド型グループウエア「G Suite」である。もともと Google の社員が利用するために開発された G Suite は、メンバーが世界中のどこにいても効率的に共同作業や情報共有が行えるように様々な工夫が施されている。

 具体的には、メールサービスである Gmail をはじめ、スケジュール管理、音声/ビデオ会議、スプレッドシート、ファイル共有など、業務の助けになる様々な機能を備えており、検索性に優れ、必要な情報にすぐにアクセスできるのは Google のサービスならでは。また、ユーザーの利用状況などをAIが学習し、次に必要な情報をプロアクティブに提案する機能も備えている。業務の多くの時間は、情報探しに充てられているという指摘もあるが、そうした時間、情報が見つからないイライラやムダの解消につながるわけだ。

 最近は G Suite と連携して、さらに利便性を高めることができるツールも数多く提供されている。例えば、企業向けポータル&ソーシャルサイト作成サービス「LumApps」は、HTMLの知識がなくても簡単にポータルサイトを作成可能。全社的な情報発信がやりやすくなり、社員同士の情報共有やコミュニケーション/コラボレーションも加速する。

 これら G Suite と LumApps を導入し、働き方改革で大きな成果を上げているのが、ゲームなどのモバイル関連事業を手掛けるディー・エヌ・エー(以下、DeNA)である。同社は2つのサービスをどのように活用しているのか。成果を高めるために、どのような工夫をしたのか。以降では同社の取り組みを基に、真の働き方改革の方法論を考察していく。

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。