「自動化したい業務」が明確になっているなら、RPAツールを使い、ソフトウエアロボットを圧倒的スピードで開発できる。あるいはロボットのマーケットプレイスから、目的に合うものを購入することもできる時代だ。

 しかし、自動化したい業務が何かを探している状況では、RPAの恩恵は得られない。RPAを導入しても、期待したほどの成果が出ていないと悩む企業の多くは、「自動化対象を見つけ出すプロセス」に問題を抱えている。その解決にはどのようなアプローチがあるのだろうか。オートメーション・エニウェア・ジャパンの由井希佳氏に、日経BP総合研究所の渡辺享靖が聞いた。

多くの企業では働き方改革の一環としてRPAに取り組んできましたが、ここにきて新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための在宅勤務が一気に広がり、オンライン会議やチャットツールを活用した業務へのシフトが急速に進んでいます。また、オフィス勤務や人による作業を前提とした業務プロセスの限界に対するソリューションとしてRPAの真価が改めて問われています。

由井氏:企業が事業継続の努力を進めている中で、当社はRPAをさらに役立ててもらうにはどうすべきかを常に考えています。たとえば、急に在宅勤務を始めた企業の中には、従業員の健康状態や在宅勤務の実施状況を把握するための業務が増えたりしているでしょう。こうした新しい業務に対し、素早くデジタルワーカー(デジタルな労働者)を提供して効率化できる点はRPAの得意領域です。また、クラウドに完全対応したRPAであれば、在宅勤務中であってもウェブブラウザーさえあればデジタルワーカーをつくれます。

 さらに、多くの企業に共通する業務なら、デジタルワーカーの開発の手間を省くことすらできるかもしれません。

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。