デジタル媒体の登場で、コンテンツ制作プロセスが煩雑化

 誰もがスマートデバイスを持ち歩き、いつでも情報にアクセスできるようになった現在、デジタル媒体は人々にとって身近なものとなっている。

 そうした中、企業のマーケティング活動においてもデジタルの重要性は日増しに高まっている。製品・サービスのプロモーション施策では、WebサイトやSNS、動画などのデジタルコンテンツを使った企画を考えることが不可欠。パンフレットや新聞・雑誌、電車の中吊りといった紙メディアと併せて、マルチメディア展開を図ることが重要になっている。

 しかし、この状況のもとで販促マーケティング部門はいくつかの課題に直面している。

 1つは、販促媒体の種類やボリュームが増えればその分だけ、コンテンツ制作に必要な素材の量も肥大化するということだ。特に写真や動画は、掲載する点数・本数が販促効果に影響を及ぼしやすい。個々のデータの容量も大きいため、増え続ける一方のデータをどう管理するかが、企業にとって頭の痛い問題になりつつある。

 もう1つが制作プロセスの煩雑化である。そもそも販促活動には、マーケティング部門のほかにも製品・サービスの企画担当、製造部門、営業部門といった様々な社内部門がかかわる。また実際の制作工程は、外部の広告代理店や制作会社ともやり取りしながら進める必要があるだろう。加えて、雑誌広告とWeb記事では、やり取りする代理店・制作会社が異なるケースも多い。

 こうしてプロセスが複雑化した結果、制作リードタイムが長くなり、タイムリーな訴求が行いにくくなっている。これでは、デジタルの強みであるスピードを生かし切れず、本末転倒といえるだろう。

 企業のブランディングを維持しながらどうすればこの状況を脱却できるのか。お勧めしたいのが、欧米では一般的なものになっている「DAM(Digital Asset Management:デジタル資産管理)」のアプローチを取り入れることだ。そもそもDAMとは何なのか。そして、DAMでデジタル時代のマーケティング活動はどう変わるのか――。注目のサービスと併せて、次ページ以降で紹介する。

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