重要性を理解しているのに、ずさんな管理を見逃していないか

 デジタルトランスフォーメーション(DX)のための重要なリソースの1つがデータである。いくらIoTやAIを導入しても、データがなければ、張り子の虎。競争力の源泉となるのは、あくまでもデータだ。

 だが、そのデータがビジネスの足を引っ張ってしまうこともある。正確には、データ管理の不手際だ。例えば、多くの企業において顕著なのが、業務システムごとにバックアップがサイロ化されていることだ。各業務システムの更改のタイミングで、個別最適化してきたバックアップは、インフラにおいてもオンプレミスにある物理サーバー、仮想サーバーやクラウドとバラバラな環境で運用されていることは多い。当然、そのような状況では、バックアップやリストアにかかわる手順、必要なノウハウも異なり、必然的に運用管理の負荷も高めてしまう。運用管理負荷の増加は、ミスや不手際を招き、データドリブンに移行したビジネスにおいては、致命的なダメージにつながる可能性がある。

 それでなくとも企業が蓄積するデータ量は、今後さらに増大し、それに比例してデータ管理の重要性も管理負荷も高まり続ける。データの利活用というと、分析基盤やAIのような仕組みに注目が集まりがちだが、DXといった戦略的なプロジェクトがデータトラブルに足下をすくわれないためにも、いまいちどデータマネジメントの方法を考え直すべきだ。次ページからは、企業がおちいりがちなトラブル、その解決法を紹介していく。

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