システム運用を自動化し、IT部門のリソースを解放する
「DXを成功に導く上で、重要な役目を果たす部門はどこか」。経営企画部門、DX推進部門など、いくつか思いつく部門はあるが、中でも外せないのがIT部門であることに異論はないだろう。
実際、IT部門はその立場上、組織横断的に各部門と連携を図りやすいポジションにある。テクノロジーにも精通しているため、デジタル技術でビジネスを変革するDXの推進役としてもってこいの存在だ。経営層や各事業部門から寄せられる期待に応えるため、多くのIT部門が日夜努力を続けていることだろう。
しかし、実はIT部門にとってDXは頭の痛い問題でもある。大きな原因が、慢性的な人手不足だ。特にコロナ禍以降は社員の働く場所が多様化し、使用するデバイスやクラウドサービスの数もどんどん増え続けている。そうした中、システムやクラウドサービスの運用負荷、ユーザーからの問い合わせへの対応負荷が、DX推進に充てるべきリソースを奪っているのである。
これでは、企業価値を高めるデジタル活用を実現することは難しい。そこで今、注目されているのが「ITインフラ運用の自動化」だ。デジタルツールやAIを駆使して業務を自動化したり、業務プロセスそのものを大きく見直したりすることで、ITインフラ運用の作業を人の手から切り離すのである。
様々なアプローチが存在する中、自社にとって最適な運用自動化を実現するためにはどうすればよいのか。求められる「4つの視点」について、次ページで解説する。