DX時代に顕在化する従来のデータバックアップの課題

 デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みが拡大するに伴い、データの重要性に注目する企業が増えている。以前は掛け声にすぎなかった「データドリブン型経営」という言葉も、最近では現実味のあるものになってきた。インターネットに加えてIoTデバイスからも膨大なデータが入手できるようになり、それを活用してAIの学習を行う、といったことも、決して珍しいものではなくなりつつある。

 そのために避けて通れないのが、データマネジメントである。特にデータを保護するためのデータバックアップは、多くの企業に共通の重要課題になっている。しかし不思議なことに従来型のバックアップソリューションは、ほとんど進化が見られない。

 これまでのデータバックアップは、対象が基幹系システムのデータなどに限定されていることが多く、実際にリストアされるケースも少なかった。その結果、管理が煩雑、バックアップやリストアに時間がかかる、復元検証が難しい、コストが割高といった問題も、放置されがちだ。しかしDXでデータの価値が上がることで、保護対象とすべきデータは一気に拡大した。また、あるシステムで蓄積されたデータを、別のシステムで活用したいというニーズも増えている。そしてデータが破壊されるリスクも、ランサムウエアのようなサイバー攻撃によって、かつてないほどに高まっている。

 逆にいえば、こうしたバックアップの課題を解消し、デ―タを自在に扱える環境を整備すれば、DX戦略をさらに加速することができるだろう。では実際に、どのようにすればこれを実現できるのだろうか。ここではAI のリーディングカンパニーFRONTEOや東京工業大学も登壇した「VeeamON FORUM Tokyo 2019」の内容を基に、データマネジメントやバックアップの課題の解決策を考えてみたい。

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