新型コロナウイルスの感染拡大を受け、新しい生活様式「ニューノーマル」への対応が叫ばれている。当然、これに合わせて働き方もニューノーマルへと変化させていかなければならない。従来の働き方は会議や訪問など“対面”が当たり前だった。これに対してニューノーマルの働き方は“非対面”を前提とし、時間や場所にとらわれない従来と違う発想で事業の生産性を向上させていくことが可能となる。このビジネスチャンスを確実に掴むために欠かせないのが、新しいコミュニケーションを支えるITツールの活用だ。
ニューノーマルに対応した働き方の第一歩がテレワークだ。これは自社内に限った課題ではなく、顧客や取引先も同じ状況に置かれているだけに、ビジネスのアプローチ手法を見直しつつ、新しいITツールを活用していく必要がある。
例えば営業活動において、ビデオ会議などを使ったオンライン商談を積極的に進めることで、移動時間をなくして商談件数を増やすことが可能となる。提案内容に詳しい担当者にもビデオ会議で参加してもらうことで、詳細資料を提示したり、重要なポイントを直接説明し、顧客ニーズにより迅速に対応することもできる。
さらに人事部門でも、リモートで採用面接を行うことが可能となる。遠方に住む学生や転職希望者にとって、対面での面接は移動コストや時間など大きな負担を強いられるため、応募する側も採用する側も貴重な機会を逃してしまうことがある。そこにITツールを活用すれば、履歴書を画面表示しながらオンラインで面接を行ったり、録画した動画を使って会社紹介を行ったりすることが可能となる。時間や場所を選ばず、PCだけでなくスマートフォンやタブレットで面接が行えるようになることで応募者の対象企業が広がり、採用企業側も欲しい人材をこれまで以上に効率的に確保できるようになるだろう。
このようにあらゆる業種や職種においてITツールを活用し、ニューノーマルへと変化していくことで、ビジネスに新たな可能性が生まれてくる。
では、具体的にどんなITツールが求められるのだろうか。必須条件は「場所や時間にとらわれない柔軟な働き方ができる」「PCやスマートフォン、タブレットなど、どのデバイスでも同じような作業ができる」「バラバラなツールにそれぞれアクセスせず、シームレスに連携できる」の3点だ。
この3つの条件を満たして、“ウィズコロナ/アフターコロナ”の時代に新たなビジネスチャンスをもたらすITツールとは何か、ここで探ってみよう。