意外と難しいクラウドサービスの選択。その理由は

 不確実性が高まる時代、クラウドはもはや不可欠なテクノロジーとなった。いわばクラウドは「使うべきか否か」を検討するフェーズから、「どう使えば効果を引き出せるか」を考えるフェーズに移っているといえる。

 それではどのクラウドをどのように利用すべきなのだろうか。会社の重要なシステムを移行する、あるいは新ビジネスやサービスの基盤となるのであれば、その選択は非常に大きなビジネスインパクトをもたらす。信頼性やセキュリティは大丈夫なのか、自社にとって適切な運用管理が行えるのか。事業部サイドの要件は満たせるのか。このことに悩んでいるIT担当者も少なくないだろう。

 自社で利用するクラウドを選択する際に、まずはコストや機能などの項目を列挙した表に〇×を付ける、いわゆる「星取表」を作成するケースは多い。しかし実際にこの作業を行ってみると、意外と難しいことに気付くだろう。クラウドサービスの技術は常に劇的な進化を遂げているため、数カ月もしないうちに×が〇になることが少なくないからだ。

 また星取表には表れてこない要素が、実は重要だったというケースも多い。クラウド推進組織、開発にかかわる人材・スキル、コストさらに、そのサービスを提供する企業の姿勢やサービスの設計思想といったものが、長期的に大きな影響をもたらすこともある。

 こうした中、クラウドの1つが「AWS(アマゾン ウェブ サービス)」である。

 AWSを利用している顧客数は、世界で数百万を超えて増加を続けており、多くの企業や組織で実ビジネスを支えるシステムの基盤として積極的に活用されている。ガートナー社のマジック・クアドラントでも9年連続でクラウドのリーダーに位置付けられている。

 なぜAWSが多くの企業で選ばれ続けているのか。その理由とユーザー企業にとってのメリットについて、改めて考えてみたい。

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