乱立するファイルサーバーの運用がデータ活用を阻む
ビジネス競争力を強化するため、不可欠になったデータ活用。価値の源泉となるデータを生むため、それまで紙で運用してきた社内資料のデジタル化や、外部企業とのやり取りの電子化などに取り組む企業が増えている。
こうした中、浮上しているのが、ファイルサーバーの運用の問題だ。
説明するまでもなく、ファイルサーバーはあらゆる企業で利用されているファイル管理の仕組みである。事業部門やプロジェクトチーム単位で導入し、様々な業務上のファイルの保管に用いる企業は多いだろう。ただ、近年は写真、動画などの大容量コンテンツが増え、データの増加スピードが高まっている。容量を確保するためにサーバー機器を増設するが、際限なく増えるデータと裏腹に、使える予算には限りがある。
また、仮に増設はできたとしても、肝心の情報の管理が追い付かなければ本末転倒だ。場当たり的にファイルサーバーを増やしていくうち、どこにどんなファイルがあるか誰も把握できなくなる。実際、既にこの状況にある企業は少なくないはずだ。こうなると、不要ファイルの見極めもできない。これによって、さらなる容量の逼迫という悪循環に陥る。
今後もデータの増加スピードは加速するとみられる。今、ファイルサーバーの運用を見直さなければ、企業のデータ活用は袋小路に突入してしまうだろう。この問題を、どう解決すればよいのだろうか。