デジタル人材が注目! モチベーションを高める「仕掛け」づくり

 我々の生活に欠かせないコンビニエンスストア(コンビニ)。なかでも、攻めの経営戦略によって活発な動きをみせているのが、3大コンビニチェーンの1社であるファミリーマートだ。

 同社は、2018年からデジタル戦略へ本格的に舵を切った。そのもとで、地域特性に沿った販売促進、加盟店とエリア本部が一体となった商品開発・品揃え・店舗づくりを進めるほか、登録会員に対して電子クーポンやお楽しみコンテンツなどを提供するスマホアプリとバーコード決済サービスを統合した「ファミペイ」を2019年7月から提供開始。サービス提供を通じて得られる多様なデータから、マーケティング、ファイナンスなどの新規事業を創出しようとしている。

 注目すべきは、このデジタル戦略の取り組みが、驚くべきスピードで実行されている点だ。例えば同社は、準備期間わずか数カ月で、「ファミペイ」の決済サービスの基盤構築、そしてサービスインにこぎつけた。

 奏功したのは、デジタル戦略と一体で進めているクラウドファースト戦略である。もし、ファミリーマートが旧態依然としたオンプレミスのITインフラや、SIベンダーに頼ったシステム構築を続けていたならば、ここまでのスピードで新規サービスを立ち上げることは難しかっただろう。

 同社は今後、基本的にすべての社内システムをクラウドに移行していく方針を据えている。リアル店舗とデジタルの強みを生かした仕掛けを構築するというチャレンジの数々がデジタル人材のモチベーションを高め、デジタルトランスフォーメーション(DX)をさらに加速させている点も大きい。目指す姿や、取り組みの具体的な内容について掘り下げてみていこう。

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