クラウドの導入/移行を阻む様々な障壁が存在する
「クラウド導入は簡単だ」――。もちろん、単一事業部門が使う1つのシステムで実施するレベルなら、これは比較的当てはまるのかもしれない。だが、企業のミッションが「全社規模のクラウド活用」へと移りつつある現在、ことはそれほど簡単に進んではいないようだ。
クラウド導入/移行を阻害する問題は多くある。
例えば、机上の検証は問題なく進んだものの、その後のPoCやパイロット導入になかなか着手できないケース。PoCレベルのクラウド活用は実施できても、実ビジネスへの適用フェーズで、プロジェクトの進捗が停滞してしまうケースも見られる。
さらに、一部の事業部がクラウド移行を先行して成功させるも、ほかの事業部に波及していかないことに悩む企業も多いのではないだろうか。組織間の意識の違いやITリテラシーの差が障壁となって、全社規模の移行がスムーズに進まないケースもある。
自社が直面する課題を「見える化」し、解決することがクラウド活用を加速する上で不可欠だ。このような阻害要因は大きく10個に分類できるという。今回は、10の要因の概要と、解決に向けたいくつかの方法論について紹介する。