「共有ストレージ管理は高度な知識が必要」の常識が変わった
最近では次世代のオンプレミス基盤として、ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)を採用するケースも増えてきた。HCIはサーバーだけではなくストレージも仮想化できるため、ハードウエア構成をシンプル化できる上、柔軟性の高い運用も容易になる。しかし現在でも、従来型の3層アーキテクチャ(物理サーバー・SANスイッチ・共有ストレージの構成)が要求されるシステムは少なくない。
物理サーバーに内蔵されたストレージを仮想化するよりも、共有ストレージに特化した製品の高度な機能を活用することで、より強力なデータ保護を実現できる上、災害対策や復旧時の対応でも「かゆいところに手が届く」運用が行いやすくなるからだ。このようにオンプレミスシステムでは、HCIと3層アーキテクチャの適材適所での使い分けが、重要なテーマになっているといえるだろう。
ここで大きな問題になるのが、3層アーキテクチャで利用される共有ストレージの運用管理である。高度な機能を提供しているがゆえに、その適切な活用には複雑で高度な知識が必要になり、運用にも手間がかかることが多かった。
しかしその常識も過去のものになりつつある。共有ストレージとして提供されている製品で、構成のシンプル化や運用の簡素化が進みつつあるからだ。それでは具体的に、現在はどのような状況なのか。実際の製品を挙げながら、その最新状況をレポートする。