DX推進の動向や、直面する課題をテーマに開催

 プラント、石油、石油化学をはじめとした製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するアヴィバ株式会社(以下AVEVA)は2020年11月5日、日本市場向けのデジタルカンファレンス、「AVEVA DX カンファレンス」を開催。日本の製造業におけるDX推進の動向や、直面する課題のほか、AVEVAが提供するDX支援のためのソリューションが紹介された。

 基調講演ではIT市場調査会社、IDC JapanでITスペンディンググループ グループマネージャーを務める村西明氏が登壇。「国内におけるDX遅れの分析および今後の活性化に向けた施策」と題し、調査データから明らかになった国内製造業における遅れの要因と対策について解説した。

シュナイダー
エレクトリックシステムス株式会社
営業本部 計装事業部 セールスマネージャー
藤原 健太氏

 村西氏が示した調査データによると、日本のデジタルランキングは海外と比較し評価が低く、IT支出内容にも課題があることを提示。ソフトウエアやセキュリティなどIT支出も低い数値となっており、DX推進に向けて大きな課題となっていることを示唆した。また今年7月の調査結果によるとプラント系のプロセス製造では、実に6割近い企業がDXに取り組めていないことが明らかになったという。

 そして、シュナイダーエレクトリックシステムス 営業本部 計装事業部 セールスマネージャーの藤原健太氏は、「DXを推進するためには、サイバーセキュリティ対策は必須の取り組みであり、対策を行っているかどうかが企業価値や収益にも大きく影響します。とくに稼働率が重要なプラントにおいては、高稼働率を維持しながらサイバー攻撃への防御を強化するため、OT(制御システム)とITの両方に精通した専任者の育成、配置が求められています」と提言した。

IDC Japan株式会社
ITスペンディンググループ
リサーチマネージャー
敷田 康氏

 また、事例紹介として出光興産 情報システム部 課長の吉井清次氏とJFEエンジニアリング 技術本部 ICTセンター 戦略企画室長の上田和巳氏が、実際にプロジェクトで体験する課題や今後のプランを具体的に紹介。過去のしがらみから脱却し、中長期的ビジョンを持って組織として包括的な推進の重要性を訴えた。

 最終プログラムではIDC JapanのITスペンディンググループ リサーチマネージャー、敷田康氏をファシリテーターとするLIVEパネルディスカッションが行われ、DX推進にまい進する中、直面する課題感やその解決策について、プロジェクト責任者を中心とした熱い議論が交わされた。

 日本企業が抱えがちなDX推進時の課題とは、また、国内製造業が実際に取り組むべきDX施策とは。リアルな声が上げられたその詳細に、次ページより迫る。

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