データ量の増加、データ利活用を前提としたデータバックアップ環境には、一体何が求められるのか? そんな疑問に対する最適解を導き出すため、富士通 インフラストラクチャシステム事業本部 統合商品事業部エキスパート 齊藤 金弥氏と、ヴィームソフトウェア シニア・システムズ・エンジニアの斉藤乾氏、シニア・アライアンス・マネージャーの宮原範征氏といったバックアップソフトの専門家に集まっていただき、データバックアップのあるべき姿について語ってもらった。本稿では、そんな注目の鼎談の内容を紹介する。

最初にお聞きしたいのは、最近のITインフラに関するトレンドへの見解です。クラウドからハイブリッドIT化の動きも目にしますが、この傾向についてはどのような印象をお持ちですか?

富士通 齊藤氏:このような傾向が現れるのは、恐らく、データを“適材適所”に置くことが意識された結果だと思います。ハイブリットIT化が当たり前になって、どのインフラをどう使うのかは、全体のバランスを見ながら決めていくという考え方が広がっているのではないでしょうか?

ヴィーム 斉藤氏:そもそもクラウドとオンプレでは、コストモデルが異なるため、コストの単純比較ができません。ですので、長期的なTCOで見た場合、どちらがコスト的に優れているのかはお客様ごとの利用の仕方に大きく依存します。信頼性や冗長性などを重視したシステム構成にすれば、かえってクラウドの方がコスト高になるケースもありますので、ハイブリッド化の流れがあるのも当然と言えば当然ですね。

ヴィーム 宮原氏:実際に企業の方からは「パブリッククラウドに移行したけれど、少し行き過ぎてしまったので、いくつかのシステムはオンプレに戻したい」という声を聞くようになりました。クラウドに移行した結果、ランニングコストが膨らんでしまったというケースは少なくないようです。

そうなると、クラウド環境も見据えながら、オンプレ環境でのバックアップも堅実に行っていくことが必要になりそうですが、そのために抑えるべきポイントは何でしょうか。

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