データ分析者がつくったデータ活用を自由にするプラットフォーム
コロナ禍によるデジタルコミュニケーションの急増に伴って、データドリブンな経営やマーケティングへの注目度が高まっている。データ分析はビジネスに新たな視点をもたらす一方で、実際に取り組んでみると、データ分析以前の段階で時間を奪われてしまうケースが多いと、コネクトデータ創業者であり、ソーシャルデータプラットフォーム・delika開発者の安部晃生氏は言う。
「たとえば、過去の天気のデータなどは公開情報で、誰でもアクセスできます。しかし、使うにはまずそれを探す必要がありますよね。データ共有のためのサービスは多数ありますが、そこに誰かがアップロードしたデータが、使う人にとって使いやすいフォーマットになっているとは限りません。そのため、データを整えるための時間がかかってしまうのです。その時間を分析や活用に使って、新しい発見が生まれやすくしたい。delikaというデータプラットフォームを開発したのは、そうした世界を実現したいと考えたからです」
2018年に創業し、法人向けにデータ活用の支援やコンサルティングを行ってきた同社がdelikaを開発・リリースしたのは20年1月。一般向けに公開したのが翌年1月のことだった。開発の背景には、データ分析者としての安部氏の経験がある。
様々な企業でデータ分析業務に携わってきた安部氏は、2つの課題を実感していた。1つは分析以前の時間と手間の多さ。そしてもう1つは、せっかくのデータを活用し切れていないこと。この2つの課題が、安部氏をdelika開発に向かわせた。