世界5000社以上が認める高い防御能力

 複雑化するデジタル環境や、コロナ禍におけるリモートワークの普及など、ビジネスが変革していくのと同時に、サイバー攻撃もまた巧妙化していくという状況は免れ得ない。これに対処するには、高いスキルを持ったITセキュリティー人材が不可欠だが、産業界全体として人材は常に不足気味であり、その確保が多くの企業の課題になっている。

 そうした課題を解決してくれる手段の一つが、AIの活用だ。企業のITネットワークで起きた平常時とは異なる挙動を、AIを駆使していち早く自動検知・完全可視化するソリューションや、セキュリティーアナリストの解析ノウハウをAIで学習し、インシデントの見える化とレポーティングを自動かつ速やかに行うソリューションが登場してきた。

 開発したのは英国ケンブリッジを本拠とするDarktrace(ダークトレース)だ。「ダークトレースは2013年に設立されたAI企業で、開発・設計にはケンブリッジ大学の数学者らが携わっています。『Financial Times』ではサイバーセキュリティー業界における欧州最速成長企業1000社※1にリストアップされるなど、現在多くの注目をいただいています」と話すのは、日本法人カントリーマネージャーの鈴木真氏だ。

ダークトレース・ジャパン<br>カントリーマネージャー<br>鈴木 真氏
ダークトレース・ジャパン
カントリーマネージャー
鈴木 真氏

 同社のソリューションは、未知の脅威を含めた検知能力が各段に向上するだけではなく、脅威の検知から対処を判断するまでのトリアージ(初期対応)時間を大幅に短縮する。そのメリットが評価され、既に全世界で5000社以上の企業が採用しており、日本でも、大塚製薬、楽天証券、京阪ホールディングス、ネットイヤーグループなど、業種や企業規模を問わず、およそ120社が導入済みだ。

 「当社のソリューションは、AIという高度な頭脳を持つバーチャルなITセキュリティー人材を、お客様の現場に24時間365日にわたって提供する、いわばAI人材提供サービスと考えていただきたいです」と鈴木氏は語る。

 では具体的に、従来のサイバーセキュリティーとは何が異なるのか、最先端のAIを用いた同社のユニークなテクノロジーについて説明していこう。

*1 FT 1000: Europe’s Fastest Growing Companies, MARCH 2, 2020

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