間接材の購買・調達業務に潜むムダを取り除け

 新たな企業価値の創造、顧客エンゲージメントの強化に向けた重要課題となるデジタルトランスフォーメーション(DX)。その取り組みを加速するには、中核部門となる情報システム部門のリソースや、戦略的IT投資に充てる費用を確保することが欠かせない。

 そこで注目したいのが、バックオフィス業務の徹底的な効率化によってそのための体制を整えることだ。中でも、大きな効果を期待できるのが「間接材の購買・調達」業務の効率化である。

 製品の生産に必要な原材料、資材・部品などの直接材は、売り上げや原価などにかかわるため、発注計画を含めた厳密な購買・調達管理が行われてきた。一方、経費扱いになる備品や事務用品、工具や消耗品などの間接材では、それらの管理が部門任せになっていた。現場の長年の慣例が、明確な意図のないまま引き継がれているケースも多く、様々なムダや非効率、不正が眠っている領域といっていいだろう。ここにメスを入れることで、多くのヒトとカネを捻出する効果が期待できる。

 もちろん、間接材の購買・調達の見直しはかねて指摘されてきたことであり、目新しい問題ではない。「やれることはやり尽くした」という担当者もいるだろう。だが、本当にそうだろうか。購買・調達業務のシステム化には着手済みでも、「クラウド化」にはまだ手付かずという企業は少なくないはずだ。

 実は、ここに大きな改善の余地がある。折しも、コロナ禍を機にリモートワークが急拡大した。あらゆる業務のリモートワーク対応が不可避になる現在は、購買・調達業務のクラウド化に挑む絶好の機会といえる。ニューノーマル時代にフィットした間接材の購買・調達プロセスをクラウド構築し、DX推進の原動力を確保する――。その方法を紹介する。

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