PCが「当たり前」に使える舞台裏に潜む多くの苦労

 日々の業務を行う上でPCは欠かせない存在だ。現場の社員からすれば、そのPCを使える状態で提供してもらうのは「当たり前」のことだが、その舞台裏を支えるIT部門からすると、やや事情は異なる。

 「当たり前」を提供するためには、必要なアプリケーションの組み込みや、セキュリティ対策を施すといったキッティング作業が必要だ。さらに動作検証し、問題がないことを確認した上で現場に支給する。これは一律の作業ではなく、部署や仕事の内容によって組み込むアプリケーションが変わったり、細かな権限設定が必要になったりする。

 社員が数百人、数千人の企業になれば、その人数分の作業が必要になる。この負担は並大抵ではない。しかも昨今はコロナ禍を機に働き方のデジタルシフトが進み、オフィスだけでなく自宅でもPCを使う機会が増えたことで要求も多様化し、IT部門の負担はますます高まっている。

 こうした作業に時間を取られると、本来の業務が圧迫されてしまい、新しい挑戦や顧客に向き合う余裕がなくなる。デジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性が叫ばれる今、これは企業にとって大きな痛手だ。

 Windows 10 PCはマイクロソフトのセットアップサービス「Windows Autopilot」や「Microsoft Intune」を使えば、キッティングやデプロイを効率化できるが、必要なすべてのツールを持っているわけではなく、新しく導入するコストも時間も捻出できない場合が多い。

 そうした中、柔軟性の高いサービスと独自の工夫で、この課題を解決した企業がある。英会話・語学スクールのベルリッツ・ジャパンだ。ここでは同社の成功の秘訣と具体的な仕組みについて紹介したい。

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