競争力に直結するサービスの基盤をAWSへ移行

 日本企業のクラウド活用が高度化している。SaaS利用はもはや当たり前のものとなり、基幹系などのミッションクリティカルなシステムをパブリッククラウドに移行する動きも加速し始めた。ITインフラの自社保有を脱却し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させたい――。そう考える企業が続々登場している。

 そんな企業をテクノロジーで支えるのがシンプレクスだ。金融業界のシステムに精通しており、戦略から設計、開発、運用保守まで一気通貫のトータルソリューションを提供。そこで得たミッションクリティカルなシステムの構築・運用経験や、築いた顧客との関係性を基に、DXを支援するソリューションパートナーとしての活動も展開している。

 同社がこの10年来、力を注いできたのが「SimplexFX」というソリューションである。これはFX(外国為替証拠金取引)事業者向けに提供するFXプラットフォーム。BtoBtoCのビジネスモデルに基づき、各社が顧客に展開する取引サービスの基盤を提供する。ミリ秒単位でレイテンシーにこだわる必要のあるFX取引を支える高速性と高い信頼性で、国内トップクラスの導入実績数を誇っている。

 同社は2021年に、それまでオンプレミスやプライベートクラウドを前提に運用してきたSimplexFXの基盤をアマゾンウェブ サービス(AWS)に移行。同時にアーキテクチャの刷新、マネージドサービスの積極活用など、クラウドネイティブ化を図るモダナイゼーションも実施した。これによりインフラコスト、運用保守コスト、個々の顧客向けの開発/カスタマイズ期間を、それぞれ削減できる見込みだという。

 今回は、同社の取り組みを基に、競争力に直結する重要システムのクラウド移行の秘訣を探る。

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