外付けモニターが乱立するオフィスを変革したい
コロナ禍によってテレワークが浸透し、企業の働き方は大きく変わった。仕事をする場は、必ずしもオフィスである必要はない。普段は在宅やリモートで仕事を行い、必要なときに出社する。そんな働き方も広がりを見せている。
TISインテックグループの中核企業であるTISもその1社である。新オフィス開設を機に、時間や場所にとらわれず、社員自らが働き方をデザインできるオフィス作りを目指している。
その一環として、注目したのが外付けモニターだ。デスクトップPCで仕事をしているとPC本体とモニターが固定されているため、自席から動けない。それではグループアドレス環境で社員のコラボレーションを促すことは難しい。
そこでノートPCを採用したが、これでは画面が小さく、業務によっては大画面のモニターが必要になる。中には、複数台のモニターを外付けして作業する社員もおり、オフィス内に外付けモニターが乱立していたという。その結果、外付けモニターがデスクの上に居座り、人が動かない——。
この状況を改めるため、TISは逆転の発想で挑んだ。オフィス全体はコミュニケーション/コラボレーションを促す空間に変え、外付けモニターは必要なところに常設する。外付けモニターを利用したい社員は、そこに移動して作業するというスタイルだ。
ただ大画面のモニターを用意しただけではない。社員の移動の負担を減らし、オフィスのどこでも同じ環境で作業できるように様々な工夫も施した。TISが逆転の発想で挑んだ“モニター変革戦略”とはいかなるものか。それは社員の働き方をどのように変えたのか。次頁以降で、その取り組みを詳しく紹介したい。