ファイルサーバーが情報共有や利活用を阻害するボトルネックに

 長年、様々なデータや資料の保管場所として利用されてきたファイルサーバー。しかし、事業環境の変化に伴い、新たな課題が顕在化している。データの増大に起因するファイルサーバーの容量肥大化やコストの増加、さらには管理者の運用管理工数の増大はその一例だ。

 それに加え、「情報の共有・活用」という観点から見ればさらに違う課題も浮かび上がる。最近は、プロジェクトベースで業務が遂行されることも多く、様々な部署でデータを共有したり、必要なデータを素早く取り出して活用したりする必要があるからだ。時には部署どころか、部門、会社の枠を超え、情報共有や活用が必要なケースも増えつつある。そうした際、従来型の硬直化したファイルサーバーのままでは、それ自体が情報共有や利活用を阻害するボトルネックになってしまう。

 こうしたファイルサーバーの問題をどのように解決すればよいのか。その好例といえるがセガサミーグループだ。同社は、ゲームメーカーのセガと遊技機メーカーのサミーとの経営統合により誕生。遊技機事業、エンタテインメントコンテンツ事業(ゲームなど)、リゾート事業を展開する日本屈指のエンタテインメント企業グループである。

 グループミッション「感動体験を創造し続ける ~社会をもっと元気に、カラフルに。~」の実現に向け、グループ間の協業や人材交流も積極的に進めている。しかし、この取り組みを進めるにあたっては課題も生じていた。とりわけ大きかったのがファイルサーバーの環境である。

セガサミーホールディングス株式会社<br>ITソリューション本部<br>プラットフォーム部 サーバー課<br>門脇 知紘氏
セガサミーホールディングス株式会社
ITソリューション本部
プラットフォーム部 サーバー課
門脇 知紘氏

 「グループ各社がファイルサーバーを個別に構築・運用し、ドメインごとにアクセスを制限していたため、会社の垣根を越えた情報共有が煩雑でした」。こう話すのは、セガサミーホールディングスの門脇 知紘氏だ。

 課題解決に向け、同社が目指したのが情報共有基盤の統合だ。以降では、次世代を見据えた「情報共有・活用」の仕組みへのアプローチとその効果について紹介したい。

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