DXの進展に伴い、ビジネスモデルの中心は最新のデジタルテクノロジーを駆使したサービス提供へとシフトしている。ただし、SaaSなど商用サービスを展開する場合、そのためのインフラをどう構築・運用していくかで悩む企業は少なくない。パフォーマンスと信頼性、スケーラビリティとセキュリティ、コストと運用性など、多様な要件をクリアする必要があるからだ。そこでAI自動翻訳サービスを展開するロゼッタと、そのサービス基盤の構築を支援したITベンダーのキーパーソンたちが、今後のサービス提供基盤の課題や具体的な解決策などについて語り合った。

5000社以上の導入実績を持つ独自のAI自動翻訳サービスを提供

ロゼッタが展開されている事業についてお聞かせください。

株式会社ロゼッタ<br>CSO<br>SI統括部 統括部長<br>木村 浩康氏
株式会社ロゼッタ
CSO
SI統括部 統括部長
木村 浩康氏

ロゼッタ 木村氏 当社はAI自動翻訳サービスを提供している企業です。2006年にインターネット上の膨大な情報を言語ビッグデータとして解析するAI型の自動翻訳サービス「熟考」をリリースし、継続的な機能強化を重ねています。また2017年には商用では初となるプロ翻訳者レベルのAI自動翻訳エンジン「T-4OO(ティーフォーオーオー)」を開発しました。この「T-4OO」のサービスが非常に好調で、様々な上場企業やスタートアップ、官公庁、大学、病院、研究機関などで5000社以上の導入実績があります。

AI自動翻訳エンジン「T-4OO」がサービス利用企業の拡大をけん引しているのですね。具体的にどのような特長が評価されているのですか。

ロゼッタ 金子氏 「T-4OO」は“Translation For Onsha Only”の略称で、その名の通りお客様ごとに自動翻訳をきめ細かくカスタマイズできる特長があります。ニューラルネットワークを活用した独自のAIで、医薬・化学・機械・IT・法務・金融など2000もの専門分野を、最大95%というプロ翻訳者に匹敵する正確さで自動翻訳することができます。

 お客様企業固有の社内表現や言い回しを自動学習し、ビジネスや研究開発で発生するあらゆる文書をカバーしながら、より精度の高い翻訳結果を提供します。日本語や英語をはじめ100言語に対応可能です。

 もう1つの特長は、パブリッククラウドや海外のサーバー環境を利用せず、ISMS認証を受けた日本国内のデータセンターからサービスを提供していることです。高セキュリティで国際情勢の影響も受けづらい環境であることも、お客様に高い評価をいただくポイントです。

 「T-4OO」は基本的にSaaSとして提供しますが、お客様専用環境をご用意し、シングルサインオンやID連携にも対応する「Premium T-4OO」というサービスも提供しています。

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