プラント運転以外にもデータ活用の目的が拡大

 多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)やサステナビリティを掲げて、データ活用に取り組んでいる。

 製造業、特に石油・化学などのプロセス製造業においては、既に多種多様なフィールド機器に配備されたセンサーからデータを収集、管理し制御に役立ててきた経緯がある。

 現在、DX推進の第一歩として、プラントや本社の業務担当者がリアルタイムでのデータ活用に取り組む企業が増えており、これによるメリットは特定の部署や拠点にとどまらず、企業全体にも浸透しはじめている。

 また今後、リアルタイムのデータ活用はプラントオペレーションの管理、最適化、効率化のみならず製品開発のカギともなり、これが最終的には企業のサステナビリティにもつながっていく。

 ガラス事業をはじめ、エレクトロニクス製品や化学品に至る多彩な事業を展開しているAGCは、その代表的な1社だ。業界でいちはやくデータ活用にチャレンジしてきた経験を持つ上、ここにきて生産拠点をグローバルに横断したデータの分析環境を構築するなど、データ活用の高度化を成功させている同社の事例は、多くの企業から注目を集めている。

 明確なデータ活用ビジョンのもとにデータ統合と利活用を推進し、サステナビリティに取り組むAGCを紹介する。

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