Web会議が、ビジネスに欠かせないインフラとなっている。最初はコロナ禍を機に導入した企業が多かったが、実際に使ってみるとWeb会議の利便性は極めて高い。国内外を問わず、遠隔地にいる相手と1日に何度でもミーティングができる。移動の労力とコストを大幅に削減し、生産性を向上させる必須アイテムになっているのだ。

 しかし、Web会議が増えるにつれて課題も目立ってきた。マイクやスピーカーの品質が悪いと相手の言葉がよく聞き取れず、お互いのストレスになる。また、会議室で複数のメンバーがWeb会議をする場合は、座る位置によって声が聞こえない人や、姿の見えない人が出てくる。会議の準備と後片づけに時間がかかるため開始時刻より20分も早く会議室に入って準備することも珍しくない。

 社内の会議ならまだ良いが、顧客への営業やプレゼンに使うとなると、Web会議システムの品質はビジネスを左右する重大な課題となる。音や映像のクオリティが低いと「ITに弱い会社」という印象を与えかねず、企業イメージにも傷がつく。

 そこで最近、オフィスや会議室に高品質なWeb会議システムを導入し、クリアな音と映像で快適なWeb会議環境を整備する企業が増えている。高品質なスピーカー、マイク、カメラを備え、PCがなくてもワンタッチですぐに「Zoom」や「Teams」のWeb会議を始められる。わずかな投資でこれらを実現できるのなら、検討しない手はない。

 医療用医薬品とコンシューマーヘルスケアで知られる大鵬薬品工業(東京・千代田)もその1社だ。高品質なシステムによってWeb会議にまつわる課題を解決し、生産性を大きく向上させた。どのようなシステムを、どのようなプロセスで導入したのか。同社の取り組みを紹介する。

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