「最近、VDIがどうも使いにくい」? その原因は

ここはおふろの王様和光店。高感度なリモートワーカーの間でひそかに関心が高まっている“おふろワーク”のスポットとして、注目を集めるリラクゼーション施設である。今や、デジタルツールを使えば、いつでも・どこでも仕事ができる。そのインフラの1つとして広く利用されているのがVDI(仮想デスクトップ)だ。VDIの基盤を支える製品を提供する日本ヒューレット・パッカード(以下、HPE)と、GPUメーカーのNVIDIA。両社のキーパーソンが「これからのVDI環境」について、おふろのお湯さながらに熱く語り合った。

左から、日本ヒューレット・パッカードの片山 嘉彦氏、NVIDIAの後藤 祐一郎氏
左から、日本ヒューレット・パッカードの片山 嘉彦氏、NVIDIAの後藤 祐一郎氏

温泉/銭湯施設で仕事する“おふろワーク”。こんな働き方があるんですね。

後藤 コロナ禍で多くの人が在宅勤務を経験し、わざわざオフィスに出勤しなくても働けることに気付きました。もっといえば、自宅にいる必要性もないですよね。Web会議や資料作成で疲れたら、お湯に浸かってリセットできるおふろワークは、とても魅力的なアイデアだと思います。そのためのスペースを備える施設も、どんどん増えているようですよ。

片山 今やノートPCとVDIがあれば、どんな場所でも業務システムにアクセスして仕事できます。特にここは広いラウンジがあり、Wi-Fi環境も充実しているので、おふろワークに最適だと思います。

 ただ、私は最近少し気になっていることがあります。「長年使ってきたVDIが、どうも使いにくくなってきた」という声をお客様から聞くことが増えたのです。

VDIが使いにくいと、柔軟な働き方が実践できなくなりますね。作業のストレスも高まりそうです。

片山 ええ。そこで詳しく聞いていくと、どうやら処理の遅さがネックになっているようです。Windows 10が登場したころから画面描画がどんどんリッチになり、CPUの負荷が増えました。結果、既存のVDI環境では処理性能が追い付かず、表示の遅れや実行不可能な作業が出てきているのです。

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