上越市の課題解決に見るDX推進のポイント

上越市役所の現場には「紙」があふれていた。執務室には多くの分厚いファイルが並び、会議でも大量のプリント資料が配布されていた。庁内における様々な申請・承認手続きも多くが紙ベースだ。
上越市が「紙」から脱却できない理由を探っていくと、意外な問題点に行き着いた。市職員の業務を支えている「デスクトップPC」の存在である。有線LAN接続されたデスクトップPCが市職員の働く場所を固定していたため、会議や決裁のたびに大量の「紙」を出力し、持ち込まなければならなかったのだ。
「ペーパーレス化とDXを加速させるには、新しい発想でのシステム化が必須」と上越市は考えた。目指したのは、オンラインでの業務推進、タイムリーな情報共有と意思決定、場所を選ばない柔軟な働き方を可能にする基盤整備である。ノートPCと無線LAN環境はもちろん欠かせないが、さらに重要なインフラがある。
上越市が採用したのは「ハイブリッドクラウド」だった。パブリッククラウドともオンプレミス双方のメリットを併せ持つ、第3の選択肢「ハイブリッドクラウド」・・・その正体とは!?