少子高齢化による労働力人口の減少、多様化する消費者ニーズ――。このような社会の変化に対応し、持続可能な成長を実現するには、デジタルの力を積極的に活用していくことが必要不可欠だ。言いかえれば、DXを推進しなければ、今後不透明さをさらに増していくであろう時代を乗り越えるのは困難である。

 DXを推進するには、時代にあったIT基盤の整備が求められる。例えば、導入しているシステムが老朽化していれば、それだけでトラブル発生のリスクは高くなる。さらに前時代的なシステムは、ハードウエア構成が複雑になりがちで、保守管理の手間もかかるだろう。多くの企業において、IT担当者はDX推進を行う上で中心的な役割を果たさなければならないのに、これでは「システムのお守り」にばかり時間を奪われてしまいかねない。

 では、時代にあったIT基盤とはどのようなものなのか?ここではサーバの仮想化が比較的簡単に実現できる「ハイパーコンバージドインフラ(HCI)」を推奨したい。

 HCIを使用すれば、サーバの仮想化によりコスト削減や運用効率向上が期待できる。そして、かつて主流であった3層構成の仮想化基盤に比べ、サーバのみで構成されるシンプルさにより、メンテナンスの負荷を大幅に軽減することができるとして注目されている。

 とはいえ、いざHCIを導入するとなると、選定方法や運用に悩む企業担当者は少なくない。そこで次のページからは、有識者にHCIの選び方や運用方法について詳しく聞いていく。

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