■拠点におけるインターネットトラフィックの急増によりネットワークがひっ迫

 情報通信インフラ分野における専門技術をコアコンピタンスに、事業領域の拡大を図っているエクシオグループ株式会社。

園 洋志氏
園 洋志氏
エクシオグループ ソリューション事業本部 ICTエンジニアリング本部 本部長 兼DX戦略部

 同社では、世界的なパンデミックの影響からSaaSの利用増によってインターネットトラフィックが急増。その結果、拠点間のWAN回線として利用していた通信事業者が提供するVPNサービスの帯域がひっ迫するようになったとソリューション事業本部 ICTエンジニアリング本部 本部長 兼DX戦略部 園 洋志氏は当時を振り返る。「出社したメンバーもデスクからMicrosoft Teamsを利用する機会が多くなり、拠点発のインターネット帯域が以前に比べて2倍に達する拠点も。ネットワーク品質に関する苦情が相次ぎ、会議が成り立たない状況も生まれていました。そこで、ネットワーク刷新を実施することになったのです」。

 そこで、Wi-Fi6対応のアクセスポイントへの切り替えによる無線LAN環境の刷新とともに、インターネット回線の増強やWAN回線の入れ替えなどを実施。そして回線見直しと同時に、働く場所を問わず共通のセキュリティポリシーが適用できるよう、Secure Web Gatewayを中心としたクラウドセキュリティへ通信を向けることで、社内外でも同一のポリシー適用が可能なSASEを意識した環境を整備することに。「全ての通信をSWGに向けるのであれば、社内からのインターネットトラフィックは全てローカルブレイクアウトできるはず。コスト面からもWAN回線を際限なく増強するわけには当然いかないため、SD-WANソリューションにてインターネット回線を積極的に活用することにしたのです」と園氏。結果として、データセンター経由からインターネットに抜ける集中型の構成から脱却し、各拠点から直接ローカルブレイクアウトする形にWANトポロジの変更を進めることになった。

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